2010年06月30日

黄泉から帰る鬼

忌部氏(アマテラスの義弟たち)に協力した秦氏は陰陽道の大家である。
よって、出雲族の封印は、数字と共に「方位」が重要な意味を持っていると考えられる。

アリオンは次のように述べている。

「解かれた封印から赤い色を頼りに、隔り世から鬼が来る…」

鬼といえば、頭に角を生やし、虎の毛皮を腰に巻いた姿で描かれているが、これは鬼門が東北(丑寅)の方角に位置することに由来する。
陰陽道で「鬼」は、天津神に敵対する地上の悪神を指す言葉で、天津神に征討されて日本の東北地方に追いやられたとされる。
その為、北東の方角を「鬼門」と呼び、鬼は祟り神として忌み嫌われてきた。
尚、ヘブライ語で「敵対者」を「サタン」と言う。

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しかし、鬼を「敵対者」「悪神」と見るのは征服者側の天津神(日向族)によるものであり、「まつろわぬ者」として時の権力者から征討された神々や人々と表現するのが適切である。

アリオンは次のように述べている。

『「鬼」「まつろわぬ者」「アマ族」「鉄鉱民」のルーツは同じ』

スサノオの生誕地である出雲の沼田郷周辺には、鉄鉱山や製鉄所が数多く存在し、その近くに斐伊川が流れている。
斐伊川は鉄文化が栄えた地で、製鉄の際に出る赤サビによって川が赤く染まったことから「赤川」という別名がある。
アリオンによると、スサノオを象徴する色は「赤」で、「解かれた封印から赤い色を頼りに、隔り世から鬼が来る」にも符合する。
つまり、赤鬼こそが封印されたスサノオの姿なのだ。
節分の豆撒きも神社神道を確立した秦氏の行事で、平安時代から行なわれている追儺という宮中の鬼払いの儀式に原型がある。

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鉄鉱民のルーツと言えば、世界最古の製鉄民「ヒッタイト人」である。
『旧約聖書』では「ヘテ人」という名称で登場し、絶大な権威と特殊な能力を兼ね備え、アブラハムが敬服したほどの民族である。
アリオンによると、「天才・超能力者といった異能の存在が鬼と呼ばれ、迫害・差別されて封印された」という。
これはアマ族が身に付けていたと言われる霊能力・超能力と符合するが、その本体はヒッタイト人だったと見て間違いない。
ヒッタイト人とイスラエル人の関係は既に述べたが、詳細は「神仙組外典」を参照して頂きたい。

また、スサノオは「牛頭天王」とも呼ばれているが、鬼の角は牛を象徴している。
そのルーツを遡れば、やはり牛族だったヒッタイト人に行き着き、ひっヒッタイトの流れを汲むアレクサンドロス大王も「双角王」と呼ばれ、アケメネス朝ペルシアを征服して「スサの王」を名乗った。
その肩書きを継承したのが、黄金の子牛像を崇拝したヒッタイト系イスラエル10支族(出雲族)の族長「スサノオ」なのだ。
神武天皇の神話はアレクサンドロス伝説の投影で、日本に於ける真の神武天皇は紛れもなくスサノオの後継者である「ニギハヤヒ」だった。

ヒッタイト系イスラエル10支族はスキタイ族とも合流しているが、スキタイ族もヒッタイト人の末裔である。
また、2支族のユダヤ人もヒッタイト人と交配しており、アレクサンドロス軍にも加勢している。
しかも、秦氏もスキタイ族と合流して日本に渡来している。
出雲族と日向族の対立の霊的因縁は「イスラエル10支族」と「ユダヤ人」の対立に見る事ができるが、「アレクサンドロス大王の後継者争い」だったという見方も出来る。
詳しく書きたいところだが、メインテーマから逸れるので別の機会に詳述したい。

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「十種神宝」を所有する出雲族が王位を継承し、日向族がそれを支えることで日本を統治するという約束が交わされていたが、先に日本列島に到着して勢力を拡大していた日向族が、出雲族に「十種神宝」の引き渡しを要求してきた。
そこで出雲族が日向族を征討し、出雲族の強大な力に恐れをなした日向族の族長イザナギ・イザナミが娘の「アマテラス」を差し出し、「スサノオ」との婚姻によって出雲族と日向族の協定が実現した。

だが、日向族の実権を裏で握っていた「アマテラスの義弟たち」は、それが許せなかった。
アマ族(出雲族と日向族)の真の目的は、世界の雛型である日本列島で神国を実現する事だった。
人類の意識進化を促し、万有の平和と安寧への自由な道を確立することがアマ族の使命だったのだ。
スサノオとアマテラスの婚姻に怒り狂った「アマテラスの義弟たち」は、世界の雛型である日本人の意識進化を妨げ、末代まで争い事が続く世の中にするべく、出雲族の排除と日本列島のエネルギーに封印を施したのだった。

死後四十九日間を「忌中」と呼ぶ通り、忌部氏は死者の祭祀、つまり葬儀を執り行う氏族だったと言われている。
それはそうとして、「忌」は「己の心」と書く通り、日本の支配欲の為に施した大掛かりな呪術は、まさに忌まわしい欲望による謀略だった。
それは日向族と血を分けた西欧のユダヤ人も同じである。

アリオンは日向族が仕掛けた封印について、このように言っている。

「人の失敗は人の手によって修復してほしい。
私たち神霊族が修復するわけにはいかない」


馬鹿を言ってはいけない。
人間界は神霊界の投影であり、人間界で起こる出来事は神霊界の出来事の移写である。
もっと言えば、人間は神の操り人形(肉体は神の容れ物=霊廟)であり、定められた運命の役柄を演じさせられているのだ。
総ては「神のシナリオ通り」に、うまく行っているんだろう!?

アリオンよ、我輩の反論に答え給へ……。

『鬼と呼ばれる存在が迫害・差別されて封印されていたというのは、あくまでも一面的な見方であり、何らかの理由があって自ら姿を隠したというのが正しい見方である』

『この隠れるという文字から「隠(おん)」→「鬼(おに)」という呼び名になった』

『すでにカミの側からの大きな力は顕現しつつある』


それならば、我輩も納得である。

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さて、丑寅は「艮」とも書くが、アリオンはこう言っている。

「スサノオは艮の金神とも呼ばれている」

艮の金神が出口直に憑かって大本教が立教し、王仁三郎によって艮の金神の正体が「国常立尊」であることが明らかにされた。

「スサノオ=艮の金神=国常立尊」

国常立尊は泥海だった太古の地球を修理固成した龍神の総大将で、その肉体は日本列島だと言う。
日本列島は世界の雛型なので、マクロな視点で見ると世界の五大陸が国常立尊の肉体なのだが、その霊的中枢が「日本列島」だという意味である。
これはアリオンが言う「祖土」であり、日向族はその各パワースポット(龍神の脊髄のチャクラ=中央構造線)を封じたのである。
そして、国常立尊は「地上神界の主宰神」で、スサノオは「地上現界の主宰神」だという。

「国常立尊≒スサノオ」

もっとも、出雲族のスサノオは人間だったので、彼は「スサノオ」と呼ばれる神(スサナルノミコト)の御魂を持つ人物だったという事になる。
我輩の言葉で言えば、ルシファーの子「反キリスト」である。

『霊界物語』によると、国常立尊はトルコのエルズルムから世界の東北である日本列島に移動したという。
トルコのエルズルムとは、かつてヒッタイト帝国が栄えた地である。
国常立尊が世界の東北に追いやられた事で日本列島が形成され、この出来事が人間界に移写したのがヒッタイト系イスラエル10支族の日本渡来であり、更に東北地方に追いやられたのだ。

国常立尊は『日月神示』の中で、「悪神の多数決で隠退を余儀なくされた」と述べているが、出雲族も「隠退」だったという事である。

「艮の方角に封印された(隠退した)神」≒「鬼門に封印された(隠退した)鬼」

出雲族を象徴する数字は「八」だが、これはハッティ(ヒッタイトの原音)にも通じる。
そして、製鉄所の名前や製鉄所のある地域には、「八」や「鬼」が付く名称が多い。

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易思想から派生した「洛書」は、どの方向から数字を足しても15になる魔法陣になっているが、そこでも艮の方角は「八」という数字が当てられている。
艮(隔り世)から黄泉帰る鬼は、祟り神として恐れられる「艮の金神」として、地震、雷、暴風雨と共に復活する。
それは「荒ぶる神」でもあり「現生る神」でもある。
現生るとは顕現(復活)を意味し、それと天変地異はワンセットなのだ。
posted by チェンリー at 22:22| Comment(6) | ルシファーの封印解除 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スサノオもアマテラスも神の名前だと思っていたから、判断が鈍るのですが、「アマテラスの義弟たち」とは何者なのですか?

スサノオとアマテラスが「ロミオとジュリエット」のような悲恋なのか、アマテラスと義弟との間に愛があったとか、何かそこに愛のもつれがなければ、こんなに見事に呪いをかけられない気がするのですが。

アマテラスは自分の犠牲によってもたらされる世紀の結果に躊躇していたのではないでしょうか?
「十種神宝」をめぐる戦い・・・そんなものに利用される愛を神は赦しはしないでしょう。
呪われて当たり前だという気がします。
Posted by オクト at 2010年07月02日 11:26
「アマテラスの義弟たち」はチェンリー説では忌部氏(真の闇帝王)です。
スサノオとアマテラスは仲の良い夫婦だったらしく、スサノオが出雲の正妻イナダ姫の元に帰る時、アマテラスは当時10歳になっていた次男のホヒノミコトを一緒に連れて行ってもらったそうです。
真の闇帝王の呪いは、権力欲・支配欲の結果ですね。
Posted by チェンリー at 2010年07月04日 00:28
出雲の正妻、イナダ姫・・・

しかし、閣下はなぜわたしの眠れる魂を呼び起そうとされるのですか。
封印を解かれる者の苦しみを・・・
それができる方だから選ばれたのでしょうけど。

権力欲・支配欲の何がいけないのですか?
それが機能しない現代日本社会の体たらく・・・
封印を解く者が、果たして登場するのですか。
愛の力をもってして以外は解けない。
『解けぬ。解かせぬ』・・・閣下。

会員ナンバー4.蛍源氏からのヒントで思いついたのですが、大化の改新後から平安京までの錯綜・迷走に封印の軌跡を見れないでしょうか。
飛鳥から難波、藤原京、全然詳しくないから順不動。
特に岡田は甕原宮とも呼ぶみたいで、恭仁宮のことなのでしょうか?
所在地の町名は「加茂町」になっています。

この時代、ちっとも知りたくないけど、調べてみます。
行基の畿内四十九院も関係あるのかもしれませんね。

Posted by オクト at 2010年07月04日 01:02
行基の畿内四十九院と共に
四国八十八ヶ所霊場も気になりますね。
空海も秦氏家系の出なので・・・
Posted by チェンリー at 2010年07月04日 21:56
全くふざけた名前ですよね。
カモにカラスに・・・
カモメは海のカモ?
日本人はみんな秦氏の末裔なのではないですか?
わたしと閣下がいつも逆向きで、閣下が↑の時、わたしは↓で、閣下が→の時、わたしは←なのは、ひとりひとりが二重構造で、封印を解こうとする衝動と、解毒の苦しみを避けたい本能との葛藤を演じているだけなのではないか・・・という気がします。
Posted by オクト at 2010年07月05日 00:25
同感です。
カモよりサギの名に相応しいですね(笑)
秦氏も大量に渡来していますが、日本人みんなが秦氏の末裔ということは流石にないと思われます…
Posted by チェンリー at 2010年07月06日 10:25
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